さよなら初音パン工房

札幌から1時間ちょっと車を旭川方面に走らせると、三笠と言う市があります。
かつては石炭産業で大いに栄えており、北海道で初めての鉄道が、この三笠市(幌内)から小樽(手宮)までの間に開通しました。
しかし、石炭産業の衰退とともに人口も減少し、鉄道も廃線となりました。
そんな三笠市に"初音"という、ちょっとその方面のマニアには堪らない地域があります。

ここに「初音パン工房」というとっても美味しいパン屋さんがあります。いや、ありました。
このパン屋、平日は三笠の市役所や病院で出張販売して、土曜日は店舗で販売しています。小さいけど、可愛らしい外観のパン屋さんです。

このパン屋さん、11月末日を以って営業を終了するとの事なので、お別れをしに行ってきました。

地元に愛されてるお店らしく、写真を撮ってる間にも、パンを買いに来るお客さんが入れ替わり立ち替わりやってきました。
お母さんと娘さんでこのお店を切り盛りしていたのですが、このたび娘さんが音楽の勉強のために東京に行かれる事になったので、営業を終えるとの事。
お店を閉めるのは残念ですが、娘さんの夢が叶う事を祈らずにはいられません。

【本年9月に行った際の写真】